穴加工において形状変更によるコストダウンのポイント①
穴加工において、上図のような段差下側部分の壁に接している穴を加工する場合、ドリルを使用します。しかし、壁と穴に多少の隙間がないと、工具が触れることで壁が傷ついてしまうため、設計通りに加工することが不可能となります。
穴加工が必要な部品の設計では、ドリルで穴加工をするためには、壁と穴の隙間にどのくらい隙間を設ける必要があるかを知っておくことがコストダウンのポイントとなります。部品の機構上、穴位置を変更できる場合は、１／２ｄ程度（φ２の場合は１ｍｍ）、壁との間に隙間を設けることで、コストダウンにつながります。
